こちらの記事の続きです。
十二支の五行は変化する・・・!
十二支(地支)の五行は変化します。
変化する、というのはちょっと違うのかもしれませんが、力量が変わります。その中で変化するやつもあります。(説明むずかしい)
蔵干にある五行が他の地支の影響を受けて強まる、という感じです。
とりあえず読んでもらっていいですか。
【変化その1】方合 ほうごう
方合は季節のグループです。
命式に以下の組み合わせがあると一つの五行が強まります。
亥子丑(冬グループ)・・・水の五行が強まります。
寅卯辰(春グループ)・・・木の五行が強まります。
巳午未(夏グループ)・・・火の五行が強まります。
申酉戌(秋グループ)・・・金の五行が強まります。

【変化その2】三合会局 さんごうかいきょく
以下の3つの組み合わせが揃うと一つの五行が強まります。
巳酉丑・・・金局 金の五行が強まります
寅午戌・・・火局 火の五行が強まります
亥卯未・・・木局 木の五行が強まります
申子辰・・・水局 水の五行が強まります

なぜこの組み合わせなのか、という理屈は一応書きますが読み飛ばしてもいいです。ミトリウシ~♪サルネタツ~♪みたいな感じでリズムよく覚えてしまいましょう。
~以下読み飛ばしていい理屈~
まず、上段の【巳・寅・亥・申】は、季節の始まり「生支しょうし」といわれる地支です。これ単体だとメインは別の五行ですが、グループ(会局)に取り込まれると、一つ後の季節の五行が強まります。
【例:巳は夏の生支。一つ後の季節、秋(金)の五行が強まる】
中段、センターにいる地支【酉・午・卯・子】は会局のリーダーみたいなやつです。真夏、とか真冬、みたいな季節の盛りの地支で、【正支せいし】と呼びます。【四冲】とか【旺支】、【四正】とか他にもいろいろ名前がありますが、私は前田敦子と心の中で呼んでます。どのグループに属してもこの4つの地支は五行が変化しません。というか、命式に一つあるだけでもその五行は強い、と読みます。
下段の地支【丑・戌・未・辰】は季節の終わりの地支。【墓支ぼし】とか【四季】とか【季支】などややこしい名前がありますが、元々は土の五行なのでお墓っぽいということで【墓支】で私は覚えました。会局に取り込まれると一つ前の季節の五行が強まります。
【例:丑は冬の墓支。一つ前の季節、秋(金)の五行が強まる】
ちなみにですね、地支が一つ欠けた、メンバー1人欠席状態でも一つの五行は強まります。その状態を【半会はんかい】と呼びます。
ただ、前田敦子(正支)が無い状態ではさほど強まらない、という考えを私は採用しています。
地支の変化は何を表しているのか
"天干が目に見えない空気感を表すのと対照に地支は「目に見えるもの・物質」を表します。"
思うに、地支の変化って化学反応のことだと思うんですね。これは個人的な見解ですが。酸素と水素がくっついて水になる、みたいな。なんか知らんけど、自然界にあった何かと何か、鉱物と液体とかが混ざったら偶然別のものが出来た、みたいなことを大昔から繰り返してきてその様子を表していると思うのです。
命式を読めば読むほど、地球という環境でその人がどのように影響を受け、それがどのように行動や性格に作用するのかというのがうまく表されているなと思います。
地支の力のすごいところは、例えばその人の本質の【日干】(日柱の天干)が「甲」の木の五行だとしても、地支に金局とか方合があったりすると、全体的に「木というより金ぽい性格ですよね」となりやすい傾向があって。身(本質)を置く環境(地支)って影響力強いなあって思います。
命式に方合や会局、半会はありましたか?
ここでさっくりと五行別の主な特徴おさらい
~木の五行が強い人~

成長したい。その一言に尽きます。
五徳では【仁】の心を表すため
おもいやり」「いつくしみ」の気持ちが強いです。始まりの五行なので「始める」のは得意でも「まとめる」のは苦手かもしれません。
~火の五行が強い人~

燃えていたい。情熱の人。五徳では【礼】を表すため秩序を重んじます。秩序のない火は混乱を引き起こすだけ。火が強いと焦ってせっかちになりやすい傾向。「広めること」が得意です。
~土の五行が強い人~

安定していたい。信頼関係を大事にします。五徳では【信】。結果や実績など目に見える現実面の安定を大事にします。平等である事も土にとっては重要事項。動じません。「落ち着かせる」ことが得意。
~金の五行が強い人~

洗練させたい。五徳では【義】。常に人の道に背かず正しくあろうとします。結果を出すこと、物事をまとめることが得意。無駄なものを削ぎ落した洗練されたものを好む一方でちんまりまとまってしまうことも。
~水の五行が強い人~

知りたい。五徳は【智】。知恵の五行で、基本的になんか頭が良いです。頭は良いのですが、器に合せて形を変えるように言ってることがコロコロ変わりやすかったりします。物事の間をつなぐことが得意です。