四柱推命15 【十二支(地支)5】支冲 支合

こちらの記事の続きです。

四柱推命14

支合

支合とは引き合う性質をもった地支の組み合わせです。

支合は以下の組み合わせです。

子丑 寅亥 卯戌 

辰酉 巳申 午未

という組み合わせ。基本的には仲良しの地支同士で、お互いにストレスのない結びつきといわれます。ただし、「結び付く」ので「縛り合う」と表現する流派もあります。「付き合って間もない恋人同士」みたいな印象を個人的には持っています。

支合の効果は様々で読むのがむずかしい

流派によって支合のルールも効果も様々で「で結局どないやねん」となるところです。

私が知る限りのルール、効果を以下に挙げておきます。

  1. 隣り合う支合は五行が変化する
  2. 変化には条件がある
  3. 支合をしても五行の変化はしないが力量は多少変わる(自然界の法則に乗っとる)
  4. 隣り合う支合は無作用になる(ただし妬合は除く)
  5. 支合同士助け合いの関係になる

など。一部ですが。

なので、「私はこの説を支持します!」というのを軸に鑑定するときはしたらいいと個人的には思います。ただしその際はその人の感情や思いを置き去りにしないようにすることを心掛けたいですね。自然と同じく「絶対」がある世界ではないので、「こういうルールだからあなたはこうです」と決めつけないように。

ちなみに私の経験上、4の無作用が意外とある、と感じています。逆天中殺的な。頭ではこっちとわかっているのに、行動がちぐはぐになるような、二人三脚のように足を縛られているようなイメージをもつことが今までお話を聞かせてもらった中では多いように感じています。

それももしかしたら五行が変化してそういう事象に感じているのかもしれないですし。後天運ですべてが支合で縛り合っている場合や、支合の変化で五行が大きく偏っている場合などは「大きな決断、行動を起こすときは周囲の人に相談してみてくださいね」などとお伝えしています。

支冲

支冲とは反発しあう性質をもった地支の組み合わせです。

子午 丑未 寅申

卯酉 辰戌 巳亥

冲のほうがわかりやすいですね。真反対の組み合わせなのでお互いに五行も剋し合いです。

中でも丑未辰戌は同じ土の五行なので(乾いてるか湿ってるかの違い)他の冲の組み合わせのような激しさはない(朋冲)などといわれますが、個人的には丑未はちょっと陰湿な仲の悪さを感じています。目立って仲悪くはないけど、足元見たら丑が未の足踏んでる、みたいな。一方辰戌はお互いにリスペクトしてるけど敵対してるチームの頭同士、みたいな印象です。ただし他の五行のように力量を削り合うというよりは土がモリモリする、という感じです。

で、冲があるとどうなるかというと、これもいくつか説があって

  1. 無作用になる(ただし妬冲は除く)
  2. お互いに力量を削り合う
  3. 命式内で方合や三合している地支との冲で作用しなくなる(抜根)など

命式内にある場合は五行バランスの変化とその柱との関係に注意だったりしますが、個人的には後天運でくる冲、特に夫妻宮(日柱地支)の冲は注意、とお伝えしています。

五行のバランスにもよりますが、「あー、、大運で日支と冲来てる・・・」って時は大体パートナーシップのご相談が多いです。

あとは冲の期間にパートナーが単身赴任になるとか、反発の作用まんまですね、みたいなこともあります。でもそのくらい夫妻宮冲のときは物理的な距離を置いた方が自然の理に沿っていてむしろ関係がうまくいくのではないかなと思います。

ちなみに冲の凶作用を防ぐ方法として、例えば本人が卯で、大運で酉が来ているときは卯と合の戌(犬)モチーフのキーホルダーなどを身に着けるといい、なんてことも読んだことありますので、参考までに。